国債は金利が安い! どうしようもないほど金利が安い! では、今、国債を買うべきか?

国債は安全だと言われています。金融機関を通じて購入できる国債は、たとえ買った金融機関が破綻しても政府がその国債の償却を保証してくれます。だから安心ですよね。

しかし、金利が安い。特にこの超低金利の時代に、国債を購入してしまって本当にいいのだろうか、と思いませんか?

今、国債の金利はどれくらいになっているのでしょうか? 実際に見てみましょう。

発行されている国債の金利 その事例

国債の金利

 

上図を見てください。現在、発行されている国債です。額面価格や金利が書かれていますよね?
この利率ですと、個人でも手軽に買える個人向け国債で、1万円につき、合計年35.2円が税引き後の利率としてもらえることになります。

100万円購入していたら、税引き後で、年間3520円…。
国債ってそんなに少ないの? と呆れた方がいるかもしれませんが、その通り、少ないのです。超低金利政策ですから。それに、そもそも国債を買ってもらえにくくなったから、個人向け国債を発行したのです。1万円から買えますよ~と金額を低く設定した上で。

国債は原則、固定金利なので、第○回国債を持っている限り、市場の金利がどう変わろうとも、国債の金利がずっと適用されます(変動金利は異なります)。そのため、この先、市中の金利が上がっていけば、国債価格は落ちていきます。利率の高いほうがお得ですから。

国債には「時価」があるので、この時価たる国債価格が安くなっていくわけです。個人向け国債には国債市場は存在せず、時価がないので、安くなったり高くなったりしません。満期まで持っていれば、元本が返ってきますが、果たして、今、国債を買うべきでしょうか?
 

この先、金利は上がる?

金利が上がる、とする識者がいます。その理由を上げてみました。

国債の新規発行

財源不足の政府が国債を発行し、購入してもらうためには、金利を上げなければならない。
すると、固定金利である国債の価値は相対的に下がることになる。

財政難・財政政策の不備

国家の信用が揺らぐと、国債価格は下落する。また通貨価値にも現れる。なにより、日本国だけが立ち直りが遅いとして、日本の株式市場は世界から仕分けされてしまった。

膨大な国債の発行残高

国債の発行残高が多いため、利子の返済が財政を蝕んでいる。本当に返済できるか疑問。そこで、金利を高くしないと新規国債を購入してもらえない

個人向け国債の発行

そもそも個人向けに額面価格を安くして販売しだしたこと自体、国債の買主不足の表れである

では、金利が下がったときのメリットは?

現在の金利が維持されることです。1万円あたり35.2円の金利が。
しかし、預貯金などの市中の金利が下がったら、この35.2円が魅力的に映るかというと、いくらなんでもそれはないでしょう。国債に流れるより、株や他の商品に資金は流れようとするのではないでしょうか? つまり、現在の低金利な国債を買っておくことは、まったく魅力がないのです。国債を購入するには、時期が悪すぎるのです。購入するなら国債の金利の高いとき、金利が下がろうとするときが一番いいのです。

国債のような金利がもらえる商品はないものか?

金利が下がっても国債には魅力がなさそうだし、今後、金利が上がるようであれば、今は買うべきではないという結論になりました。では、国債のような金利の得られる商品は他にないものでしょうか?
国債よりも金利の高い商品

高い金利の付く商品にFX(外国為替証拠金取引)があります
下図は、FX会社のMJでの金利一覧です。特にオーストラリアドルに注目してください。
1日あたり100円の金利が付いていることがありますよね。


国債金利よりはるかに高い金利の商品


休日は取引先が営業していないので、取引できませんが、休日分も金利はきちんと反映されています。当日分と合わせて支払われているのが分かるでしょう。金利の高い通貨を買い持ちすると金利がつくのです。
オーストラリアドルであれば、2万円あれば、この金利を得られるだけの取引ができるのです。

もし仮に、1日あたり100円の金利がつくなら、1ヶ月で3100円の金利が得られることになります。国債では、100万円用意して年間3520円でした。国債を100万円購入して、1年たって得られる金利をFXならわずか1ヶ月で得られてしまうのです。
では、FXでこれだけの金利を得るために必要な資金は、どれくらいかというと、たった2万円なのです。

もし、買った金額よりも円安になれば、為替差益が得られますし、円高になれば為替差損が生じます。たとえ、損になったとしても、1日ごとに金利がたまっていくので、そのうち損を補えるようになります。


通貨は株式ではないので、なくなったりしません。オーストラリア政府が破綻すれば、通貨は紙くずになるでしょう。しかし、そんな話は聞いたことがないはずです。

国債の金利を超えた金利がつく

1オーストラリアドル=85円で買ったとしましょう。
もし、円高になって1オーストラリアドル=20円になれば、65円幅(65万円に相当)の含み損を抱えたことになります。このあたりは株式と同じですよね。しかし、日本国のように国債を大量発行し、国家財政も赤字で、景気対策も満足に打てない政府の通貨が、そんな円高になると思えますか?

100万円あれば、そのうちの2万円だけを使って、取引すれば、1日100円の金利が付くと考えて、年間約3.6万円の金利が入ってきます。4万円使うなら、7.2万円。6万円なら、10万円を超えるほどの金利がつきます。

金利は通貨を持っている限り入ってくるので、日々に総資金が増えることになり、含み損が出ていても、カバーできるようになります。3年、5年と持っていた場合に、どれくらいの金利になるか、同じだけの金利を国債で得ようとするなら、いったい何年かかるのか分かるというものです。

このように考えると、FXの金利や仕組みは、やり方次第で国債以上の利回りと安全性を備えているといえるでしょう。

国債というのは銀行へ行けば買える金融商品です。預貯金より、ちょっとばかり利率がいいので、やっている方もいますよね(ゼロ金利には泣きましたよ)。 安全性もバツグン。なんといっても政府が保証してくれますから。購入手続きをとった銀行が破綻しても国債はきちんと返ってきます。元本保証付き。 企業でいえば株式ではなく社債に該当しますからね。これは借金なので返さなければならないのです。でも、預貯金のようにいつでもできるかというと、ちょっと違います。募集期間というものがあって、その期間内でないと買えないのです。現在はペーパーレス化しているので、お札のように手で触れるかというと、そんなことはありません。ここまで書いておきながら、現在、国債を購入すべきか考えると、ちょっと疑問なところがあります。もっと確かなものに投資信託はありませんか? 国債は募集金柑が限られていて、年中買えるというわけではありません。もっと頻繁に、売ったり買ったりできるようなものはないでしょうか? ここでFXをおすすめしたいと考えます。特に米ドルを売る、という目的で運用するのです。 なぜなら、ドルが暴落すると、アメリカの対外債務が減るからです。反面、日本が購入している米国債の価値は目減りしてしまいます。近年、円高傾向ですよね。好きなときに売り買いするなら、ここはFXでしょう。間違っても外貨預金はやめておきましょう。買って持っていることしかできませんので、この数年のあいだに損失を出している方が何人いることやら。

Copyright © 2009 国債の金利の読み方|国債金利が教える安全な運用先· All Rights Reserved·